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まだ空が明るくなり始めた頃。俺は雀のさえずりによって目が覚める。
「ふぁ~ぁ…」
俺は一人部屋にしては大きな部屋で、大きく欠伸をしながら大きな伸びをしている。
俺は上杉家に代々、軍師として仕えている水川家の末裔。名は"水川聖"だ。
俺は布団をたたみ終えると白色の寝間着から着替え、紺を基調とした着物に身を包む。
「さてと、謙信を起こしに行くか…」
俺は自室を後にして、謙信が居るであろう部屋へと向かう。
城内を歩いていると謙信の右腕とも言える乙女武将、直江兼続に出会った。
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