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そして数分後、謙信の部屋に到着。そして襖に手をかけて一気に開ける。
ガラガラァァァ!!!
「朝だーっ!!起きろーっ!!」
これで謙信も起き…
「………」
なかった…仕方ない…
これで起きないのは日常茶飯事。布団で寝ている謙信に近づく。
謙信を再び起こそうとした途端、布団の中から何かが伸び俺の胸ぐらを掴んだ。
よく見るとそれは人間の手だった。
「!?」
胸ぐらを強く引っ張られ、謙信が寝ている布団の中へ。
「またか…」
この寝相の悪さも日常茶飯事。謙信を起こすのは、かなりの根性と根気がいる。
黒い寝間着に身を包んだ謙信は、聖の方に向いて静かに寝息を立てていた。長く伸びた黒髪がかなり色っぽい。
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