プロローグ

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ある日、デパートが閉店したあと、 お疲れ様とあいさつして帰ろうとする樋口さんは私を引き止めた。 「俺たち付き合わない?」 告白してきた… びっくりして何も言えないでいると 『すぐに返事はいらないから考えといて。それと子供はいないけど俺、バツイチなんだ』 バツイチ!? 「わかりました、早めに返事を出しますね」 私はその場を立ち去った。 断るに決まってるよ! ムリムリ~!無理だよ… だって樋口さんに気持ちがないから… 私はどうやって断ろうかしばらく悩んでいた。
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