初彼。

浮気

昼間、樋口さんが仕事に行ってる間、することもなく暇だった。

雑誌を見てるとﾃﾚｸﾗの広告に目が止まって誰かと話がしたくて女性は無料だったし電話をかけた。

『もしもし』

優しそうな若い男性の声だった。

「初めまして」

『こういうの初めて？埼玉だよね？埼玉のどこ？』

「うん、初めて。」

住んでる場所を言うと、乗り換えなしで電車で来れるけど少し遠かった。

電車が話題に出たのは車は持ってなかったらしいから。

「年齢いくつですか？私は19才です」

『俺は20才、修平っていうんだ、きみは？』

「みゆきです」

なぜかお互いに偽名を使わなかった。

『みゆきちゃんか～♪いい名前だね♪』

「修平君か～♪修平君もいい名前だよ♪宜しくね」

久しぶりに楽しくて携帯番号を交換した。

直で電話したのちｱﾄﾞも交換した。

この修平君が私のメル友第一号となる。