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「カッコイイしタイプだったからびっくりした。」
私は嘘をつくのが苦手だ…
恥ずかしい言葉を正直に答えてしまった。
『ほんとに?』
「うん!」
修ちゃんは嬉しかったのか顔がほんのり赤くなった。
「修ちゃんも顔が赤いよ!あはっ、耳まで真っ赤!」
私は冷やかした。
私も自分の評価が気になった。
他人の評価じゃなく、修ちゃんが私に対しての評価を。
「私は?どうだった?私で大丈夫?」
『可愛いよ♪みゆきで良かった♪』
「嬉しい!ありがとう。」
修ちゃんがトイレに立った時、携帯を見ると樋口さんから着信のあらしとメールのあらしだった。
たぶん、固定電話にでないから携帯に電話してきたのだろう…
樋口さんからのメールを開かずに
【お母さんに話があるって言われて今日は実家に泊まるからごめんね。】
と送信した。
そして…
そのまま電源を切った。
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