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「ん?おめぇ、なんかいいにおいするなあ…」
とみっちーが鼻をすする。するとゆかりんが話に加わり
「私の韓国みやげのクリームつけてくれてるみたい…いちごの匂いがするのよ。」
と説明をする。
クロスシートなので二つ分は我々の貸し切り状態である。
「ここは急勾配を登っていくから電力供給が賄えないんだよ。」
といろいろ説明する。ギズねぇさまとあたしはお酒を飲んで景色を見たりおしゃべりをしている。その中のおつまみの一つであるチーズクラッカーを見るやいなやみっちーは
「それ、俺のいないとこで食べて!!」
と悲痛な叫びをあげた。みっちーはチーズが嫌いなのだ。
みっちーは窓を開けて換気をはじめるぐらい。さとーさんが
「相当嫌いなのね…」
とみっちーに話し掛けている。
「あいつらのんべえにはついていけん…まして俺がおるのにチーズを買うアスカもアスカだ!!ましてあいつ昼の薬、酒で飲むんやないやろな!?」
と怒っている。さとーさんとゆかりんは笑いながら
「ま。あの二人はいつも飲むから…。そのキャンプ場の近くのスーパーでも買うわよ。」
とみっちーと話している。
そうこうしているうちに清里駅到着である。
降りようとするあたしを前にみっちーは少し怒りの表情であたしの前に立ちはだかった。
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