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「体育館って、どこにあるか
教えてくれませんか?...」
ぶっきらぼうに
ポツリポツリと話し始めた彼は間違いなく
ピンクのエナメルの彼だ______
「たっ、体育館なら...」
芽依が教えようと
話始めた時、
「たっ....体育館なら
私達も今行くところなので
よければ一緒に行きますか...?」
私は、芽依の言葉を遮り
無意識のうちに
"体育館へ行く"宣言をしてしまっていた。
(ちょっ、恵っ!さっき部活休むって言ったのに!!....
ってか、掃除勝手に終わっちゃ....)
「ダメなんだけどー!?」
芽依が恵に耳打ちしてる途中で
恵は彼を案内して
体育館へ向かってしまった。
「恵...彼の事知ってるの?」
芽依がつぶやいた言葉は
もう恵には届いていない。
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