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「君に、勇気を貰えたから。」
「え....?」
私には身に覚えがないせいか、彼が言ってる事が
よく分からない。
「隣町で君が有名なんだ。」
「なっ!?なんで??」
彼は一言ずつしか話さない。
少し照れたように
私から顔を背けながら。
「友人に踊るようにバスケをする女の子がいると聞いたんだ。それが君で....
だから、君を見に試合会場に行ったんだ...そしたら
君は楽しそうに、
本当に踊るようにバスケをしていて、そのっ...君が...凄く綺麗で...///」
ぽつりとしか話さなかった彼が一生懸命に話してくれた。
けれど私から顔を背けるから、彼の耳しか私には見えないが
彼のその耳はものすごく赤い。
「そっ、
それが理由ですか...?///」
彼はコクリと頷いた。
私を知ってる理由、
そぅだったんだ。
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