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結局、私は彼の背中を追いかける事は出来なかった。
私に残ったのは
むなしさと
嘘を言われた悲しさ。
それに...
なぜか締め付けられる様な
胸の痛み。
キュウっとして
頭の中は特定の人物しか考えられない。
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森澤くんは、
どんな人なの?
それさえ分かれば
なんの迷いもなく
好きって言える気がする。
----「恵、彼の事知らないの?」
不意に芽衣の言葉が
頭をよぎった。
「そうだ!芽衣なら知ってるかもしれない!!」
私は何も考えず
必死に走り出していた。
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