笑って

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結局、私は彼の背中を追いかける事は出来なかった。 私に残ったのは むなしさと 嘘を言われた悲しさ。 それに... なぜか締め付けられる様な 胸の痛み。 キュウっとして 頭の中は特定の人物しか考えられない。 ---------------------------- 森澤くんは、 どんな人なの? それさえ分かれば なんの迷いもなく 好きって言える気がする。 ----「恵、彼の事知らないの?」 不意に芽衣の言葉が 頭をよぎった。 「そうだ!芽衣なら知ってるかもしれない!!」 私は何も考えず 必死に走り出していた。
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