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「あのさ・・・」
中村が口を開いた。
あたしは何も言わずに中村の方を向いた。
「俺さ、中原の事が好きなんだ。」
・・・
は?
中村があたしの事を好き?ありえないんだけど。
つーか、親友の好きな人に告られた。
あたしは、
「・・・ごめん。無理。」
っと言った。
あたしは、中村と付き合う気なんてまったくない。
むしろ嫌いな方だし。
「分かった。ごめん。」
っと中村は、教室を出て行った。
教室には、あたし一人。 鉛筆のカリカリっという音だけだった。
宿題が終わっても先生は帰って来る気配がなかったから先生の机の上に置いて帰った。
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