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次の日
「沙羅っおはよ!」
「・・・・」
え?
「さ、沙羅?」
あたしは、沙羅の肩の上に手を置こうとした。
パシンッ!
手に痛みが走った。
「触らないで!!」
どういう事?
「沙羅・・・何で・・・」
「何で?あんた、中村に告られたんでしょ?」
何でその事が・・・
「雅から全部聞いたよ!最低!あたしは、ナツを信じてたのに・・・ひどいよっ!!」
沙羅は、泣きながら教室を出て行った。
「沙羅!」 「沙羅!」 「沙羅!」 「沙羅!」 「沙羅!」 「沙羅!」
女子みんな沙羅を追いかけて行った。
その中に雅もいた。
雅はあたしとすれ違う前に・・・
「あんたって最低ね。あんたじゃ沙羅の親友は無理よ。あたしずっと前からあんたの事が嫌いだったの。」
と言われた。
あたしは、その場から動けなかった。
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