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あたしは、沙羅にいじめられた。
教科書がなくなってたり、授業中消しゴムを思いっきり投げられたり、靴の中に押しピンを入れられたりした。
ある日、休み時間に沙羅があたしの所に来た。
「ナツ・・・トイレに行こう?」
「沙羅・・・。」
あたしは、沙羅に許されたんだ!
っと思い一緒にトイレに行った。
トイレに行くと皆がいた。雅も・・・・。
由美も・・・。
雅があたしの所に来て
髪の毛を引っ張った。
「痛いっ!離してっ!」
「うるせぇんだよ!」
あたしはそのままトイレに閉じ込められた。
「開けて開けて!」
『キャハハハハ!』
皆の笑い声が聞こえてきた。
『せーのっ!』
バシャッ!
ドアの上から水がかかってきた。
「調子乗ってんじゃないよ。ナツ。」
と由美に言われた。
皆は、トイレから出て行った。
ドアは開かずあたしは、諦めて壁にもたれた。
冬だったから寒かった。
だんだん意識が遠くなっていった。
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