第七話 ~素直な気持ち~

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山本は何かに気づいたらしく 私の手に持っている小包を見て 「俺にくれるん?」と 満面の笑顔でそれを指差した 私はコクンと頷き 「…迷惑かも知れんっ…けど 私の気持ちやから…」と かみかみながらも手渡した 山本は「ありがとう」と言うと 時間がないようで すぐに帰っていってしまった 私は少し寂しかったが 気持ちを受け取ってくれただけで すごく満足していた
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