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目が点になったギャグルに、いい加減笑いを堪えるにの限界を向かえた私は、平常心でミリアの隣に移動した。
「つまりだ、この魔晶石と、この街の鉱山の権利書を取り替えないか…と言っているのだ」
「な、何をバカバカしい!たったの1個で───」
「あと49個持ってるけど?」
すかさず布製の袋から魔晶石を出したミリアに、ギャグルは即座に「権利書を持って来なさい!」と部下に命令した。
「随分と心変わりが早いな?」
「いやいや…ギブアンドテイクでしょう?(コレはツイてる!これ程の上質な魔晶石が、こうも簡単に手に入れるとは!!)」
鉱山の権利書をクレアに渡したギャグルは、ミリアから受け取った魔晶石が入った小袋を持った。
「では勇者様、我々はこれで…」
「あぁ」
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