#Chapter.19#

4/16
前へ
/1960ページ
次へ
そう言ったアクセルは、キャストが持つ魔晶石噴水の修理費の金額を見た。 「…キャス、この際だから噴水は諦めろ」 「馬鹿言わないで下さい!巡礼で来る方の憩いの広場なんですよ!?」 「だからって金額が半端ねぇだろうが!つーか、お前のナンパスポットの間違いだろうが!」 釘で板に取り付け作業をしていたミリアが手を止めると、しゃがんでいた姿勢から立ち上がってキャストの書類を見た。 「フ~ン…コレって相当な金額なんだ?なぁキャスト。今の大聖堂の全財産ってどんくらいなんだ?」 「損壊した箇所は此処だけではありませんから…だいたい見積もっても、全体の二割ぐらいしか残りませんね」 「成る程。だったら、俺に考えがあるんだよな?」 .
/1960ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5899人が本棚に入れています
本棚に追加