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そう言ったアクセルは、キャストが持つ魔晶石噴水の修理費の金額を見た。
「…キャス、この際だから噴水は諦めろ」
「馬鹿言わないで下さい!巡礼で来る方の憩いの広場なんですよ!?」
「だからって金額が半端ねぇだろうが!つーか、お前のナンパスポットの間違いだろうが!」
釘で板に取り付け作業をしていたミリアが手を止めると、しゃがんでいた姿勢から立ち上がってキャストの書類を見た。
「フ~ン…コレって相当な金額なんだ?なぁキャスト。今の大聖堂の全財産ってどんくらいなんだ?」
「損壊した箇所は此処だけではありませんから…だいたい見積もっても、全体の二割ぐらいしか残りませんね」
「成る程。だったら、俺に考えがあるんだよな?」
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