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苦笑いしながらキャストから離れるミリアに、私は「本当に出るつもりか?」と再確認をとる。
「出るよ?当たり前じゃん」
「そう軽々しく言うがな、判ってるのか?お前は魔族なんだぞ?バレたらどうなる?」
「大丈夫だって。バレなきゃ良い話しだし」
「そうですよクレア。此処はミリアルドの行為に甘えてみようじゃないですか(それに、彼の力がどれくらいかを確かめるチャンスですしね…)」
内心、何か企んでるキャストが気になった私だったが、他に方法も無かったからミリアの提案に乗った。
「仕方ない…そうするか」
「うし!じゃあ一段落したら早速出発しようぜ?」
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