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クレアとアクセル、そしてトクナガとキャストが観客席へ向かい、ミリアルドは自分の順番まで回ってきた。
「大会参加者ですか?」
「うん。ここに名前書けば良いのか?」
受付の女性が提示する名簿に名前を記入していると、後ろで何や騒ぎが起きていた。
「んだテメェは!?」
「失礼な奴だなぁ…ちゃんと列んでなきゃダメだろ?割り込みはダメって係員が言ってたし」
「何だとテメェ!この方は前大会の優勝者、ザックスさんだぞ!?」
体格の大きな人物と、その取り巻きらしい男達が額にZのマークを付けた骸骨の仮面を着ける人物にいちゃもんを付けていた。
「へぇ。前大会の優勝者なんだ。アンタ」
「…だったら何だ?」
「プッ!スンゲー弱そう」
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