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｢野郎ッ！｣
｢行かせん！｣
マスクＺとミリアが､ほぼ同時にムサシに飛び掛かるが､ムサシの周囲から出る煙りに撒かれ､僅かの差でムサシに逃げられしまった｡
｢クソッ！｣
｢焦っても仕方ない｡追撃は不可能だ｣
ムサシに逃げられ､少し苛立つミリアを私が宥めると､ミリアは｢…あぁ｣と言って落ち着いた様子を見せる｡
｢つーか､お前よく魔族と戦えたよな？｣
｢む？決まってるだろ？俺様がマスクＺだからだ！ハッハッハッ！｣
｢いや､ソレ答えになってねぇし…｣
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