#Chapter.24#

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市長の話しでは、交易関係である南の港街・タシで、頻繁に船が行方不明になる事件が起こっていた。 勿論、原因究明の為に王国軍が乗り出したが、その王国軍の派遣した調査団も、先日未明から行方不明となっていた。 「…魔物の仕業の可能性大。だな?」 「まず間違いないだろう」 そう私が腕を組んで考え込むと、市長は「実は手掛かりがあるんです」と言って一通の手紙を差し出した。 「?これは?」 「これは港街の町長から貰った手紙です。何でも、人魚がどうとか書いてあるんですが…」 .
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