#Chapter.2#

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その聞き慣れた声に、私やサイクロプス、更には町人が振り返ると、子供をたった今助け出したミリアルドとトクナガの姿があった。 「ゲッ!?だ、誰だテメェ!?」 「俺か?エッと…トクナガ、こういう場合、何て言えば良かった?」 肩に座って留まるトクナガに尋ねると、トクナガは「ヒーローですにょ。ミリア様」と答えた。 「なるほど。俺はヒーローだ!無駄な抵抗をしないで町から出てけ。以上」 な… 「何が"以上"だコラァ!!!」 私が言う前に、サイクロプスが代弁するように怒鳴り込むと、私の首を掴み上げた。 .
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