#Chapter.2#

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「うぐ…ッ!!」 「動くなよ?動いたらコイツの首をへし折るぞ?」 優位な立場に自分が居るのを見せ付けるサイクロプス。 だが…奴は…ミリアルドは、魔族だ。 私を助ける義理などは元より、サイクロプスという同じ魔族に手を出すだろうか? 「はぁ…今日はヤケにろくな奴に会わないな。勘違いで斬られたり、その斬りかかって来た犯人が、デカブツ野郎に捕まってたり…」 「あぁ?何言ってんだよ!?」 溜め息を零し、愚痴を呟いたミリアルドは、パチンと右手で指を鳴らした。 「あ、そこ危ねぇぞ?」 .
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