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座っていた椅子から立ち上がったミリアは、右手で頬杖をしながら室内を右へ左へとウロウロとしながら考えた。
「…兎に角、明日にでも直接海に行くしかないだろう。キャスト、船の手配を」
「はい。ですがクレア、それ相応の対策は練らないといけませんよ?特に、幻覚には念入りとね?」
「それは…確かに、そうだが───」
「閃いた!」
ウロウロとしていたミリアが急に何かを思い付くと「最初から沈んでりゃ良いじゃん」と言い出した。
「…は?」
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