#Chapter.2#
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ミリアルドの頭にたたき付けた筈のこん棒は、彼の頭に触れてはいたが、当たっていた先端部分はあっさりと折れてしまった。 「な、何ィ!?」 「‥さてと、じゃあ今度は俺の番…だよな?」 グッと右手に力を入れ、更に魔法陣らしき紋様が浮かび上がるミリアルドは、青ざめるサイクロプスを睨みつけた。 「ヒィッ!?」 「怒りの鉄拳、喰らっとけ!!」 .
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