#Chapter.4#

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トクナガの身体がピカッと光った途端、私は眩しくて目を閉じ、その光が治まると、目の前にはしめ繩が掛けられた祠の前に立っていた。 「…い、一応聞くが…もう着いたのか?」 「あぁ。着いたぞ」 そう私に言うミリアルドは、トクナガを右肩に乗せて祠を見上げていた。 「お前な!せめて準備くらいはしてからでも───」 「クレア、あんまりこの辺りの空気、吸わない方がいいぞ?」 .
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