#Chapter.4#

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怒鳴ろうとした私を黙らせたミリアルドは、右手に魔力を込めて地面と祠の岩壁を触れると、再び私に振り向いた。 「此処が原因だ。地面の腐敗が異常だし、臭気も半端じゃない」 「臭気だと?別に臭わないが…?」 鼻で空気を吸うが、やはり特に身体に異変は無い。 だが、ミリアルドは眉間に皺を寄せた。 「そりゃそーだ。人間にバレない様に、魔力で匂いを消してる。地面を腐らせたのはドラゴンで間違いないけど、コレは単なるオマケだ。ドラゴンの本命は、町の住人を全員殺す事だ」 「何だと…!?」 .
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