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「ミリア様~!」
ギャグルの宿泊する宿から出た私とミリアに、パタパタと羽を羽ばたかせて飛んできたトクナガは、ミリアの肩に停まった
「何か判ったか?」
「ミリア様に言われた通り、鉱山を調べてみたにょ。そしたら魔物の気配があったにょ」
「って事は、あのチョビ髭眼鏡の言う事は嘘じゃないんだな」
ミリアが言う「チョビ髭眼鏡」とはギャグルの事だ。
それを当人に面と向かって言えば、大変な事になるが…まぁ、私も奴は好かないから良しとしよう。
「‥では、早速行くか」
「お?今から行くのか?」
「お前の事だ、今日中に解決させたいんだろう?」
「当たり前だ。さぁて…慈善活動の開始だ」
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