#Chapter.1#

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いきなりそう言った魔王は、ガリガリと自身の髪の毛を掻いては私を見ながら歩み寄る。 「いや、だから…魔王って誰?」 「な…ッ!?」 再び質問してきた魔王に、私はア然としたが、素早く後退りして構えた。 「フザケルな!!お前が魔王だろう!?」 「…は?イヤイヤ、スッゲェ人違いだから。つーか、お前は一体何なんだ?」 .
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