しつこい!

1/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ

しつこい!

真「なんだよ付いてくるなよ!」 謎の女幽霊「いいじゃん、一緒に遊ぼ?わたし紗江って言うの」 真「知らねーし」 なに自己紹介しちゃってんの。 幽霊と友達なんてみんなにバカにされるだろ。友達いなくなるわ。 真「マジで付いて来るなって。迷惑なんだよ」 紗江「なんでそんなこと言うの~」 真「じゃ、オレ旅館に戻るから。成仏しろよな」 紗江「あっ。待って…」 アイツなんなんだよ…幽霊のクセに妙にテンション高かったな。 浩介たち「お!帰って来た帰って来た」 真「お、お前らァ!先に帰りやがって!」 浩介「そんな怒んなって。お前遅かったな。幽霊と遊んでたんか?」 真「うるせ」 また浩介はすぐにイジってくる。 腹立つなぁ。 由美「そろそろ寝るね。おやすみ」 真「オレらも寝ようか」 浩介たちは寝るの早いなぁ。 そういえば今日のあの紗江って幽霊、なんなんだろ… なんで死んじゃったのかな…?どうして成仏できないのかな? あれ。オレあの幽霊のことばっか考えてやがる。 とにかく寝よ。 う…うぅん…。なんか眠れないな…暑い? 紗江「バァ!」 真「ギャァァァァァア!」 ななな何でいるの!? 紗江「遊びに来ちゃった♪」 真「お前!ふざんなよ!なんでいるの!?」 紗江「別にぃ~遊びに来たかっただけだよ。そんなことより、おっきな声出したらお友達起こしちゃうよ?」 そう思うなら来るなって! 紗江「名前なんて言うの?」 真「真だけど」 オレは面倒くさいからぼそっと言った。 紗江「ねぇねぇ真くん。今度真くんの学校行ってもいい?」 真「は?ふざけんなよ!絶対来るんじゃねーぞ!?」 紗江「え!?何で?ひどーい」 浩介「おい、うるせーな…なんなんだよ」 やべっ。起こしちまった。 真「ご、ごめん。なんでもない」 紗江「なんか迷惑だったね…じゃあ帰るね!」 二度と来るなアホ!
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!