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しつこい!
真「なんだよ付いてくるなよ!」
謎の女幽霊「いいじゃん、一緒に遊ぼ?わたし紗江って言うの」
真「知らねーし」
なに自己紹介しちゃってんの。
幽霊と友達なんてみんなにバカにされるだろ。友達いなくなるわ。
真「マジで付いて来るなって。迷惑なんだよ」
紗江「なんでそんなこと言うの~」
真「じゃ、オレ旅館に戻るから。成仏しろよな」
紗江「あっ。待って…」
アイツなんなんだよ…幽霊のクセに妙にテンション高かったな。
浩介たち「お!帰って来た帰って来た」
真「お、お前らァ!先に帰りやがって!」
浩介「そんな怒んなって。お前遅かったな。幽霊と遊んでたんか?」
真「うるせ」
また浩介はすぐにイジってくる。
腹立つなぁ。
由美「そろそろ寝るね。おやすみ」
真「オレらも寝ようか」
浩介たちは寝るの早いなぁ。
そういえば今日のあの紗江って幽霊、なんなんだろ…
なんで死んじゃったのかな…?どうして成仏できないのかな?
あれ。オレあの幽霊のことばっか考えてやがる。
とにかく寝よ。
う…うぅん…。なんか眠れないな…暑い?
紗江「バァ!」
真「ギャァァァァァア!」
ななな何でいるの!?
紗江「遊びに来ちゃった♪」
真「お前!ふざんなよ!なんでいるの!?」
紗江「別にぃ~遊びに来たかっただけだよ。そんなことより、おっきな声出したらお友達起こしちゃうよ?」
そう思うなら来るなって!
紗江「名前なんて言うの?」
真「真だけど」
オレは面倒くさいからぼそっと言った。
紗江「ねぇねぇ真くん。今度真くんの学校行ってもいい?」
真「は?ふざけんなよ!絶対来るんじゃねーぞ!?」
紗江「え!?何で?ひどーい」
浩介「おい、うるせーな…なんなんだよ」
やべっ。起こしちまった。
真「ご、ごめん。なんでもない」
紗江「なんか迷惑だったね…じゃあ帰るね!」
二度と来るなアホ!
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