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僕と人
怖がり、小心者
僕は誰かを傷付けるのが怖くて仕方ない。
言葉を選んで
表情や反応を探して
怒らせないように
嫌な気持ちにさせないように
いつだって必死なの。
僕が与えた痛みや言葉が返って来るのが怖いから、良いこのフリをする。
人に優しくあるように
そう思っている僕こそが誰よりも冷たいのに……。
何処に行けば自由で居られますかと、イエスキリストに尋ねたこともある。
聖書には、生きていることこそが自由だと書いてあったけど
そうじゃない。
僕は生きている限り自由にはなれないんだ。
だってそうでしょう？
言いたいことも、気持ちも、心さえも我慢して生きている。
そんな僕を見て、神様、貴方はまだ僕が自由だと言えますか。
誰かの心が怖い。
今何を思っていますか？
僕をどう思っていますか？
心の中で、何を考えているの？
全部怖くて仕方ない
僕は他人が怖くて仕方ない……。
こんなに苦しいのに
誰に助けを求めたら良いかもわからない
僕は僕以外に信じられるものがないの。
僕は僕以外の人が怖くて仕方ないの。
誰か今すぐ僕を殺してくれないか。
そしたらきっと、もっと上手く笑えるから。
だからお願い。
どんな惨い遣り方でも良いから
、今すぐ僕を殺して。
僕の心が壊れるその前に……
寝転ぶ死体に笑って見せよう
滴る赤に踊ってあげる
引き裂かれたそのお腹に綿あめ詰めて
開いた口にはナイフを突き刺して
僕は僕を殺し続けるの
きっと誰もわからない
毎日少しずつ溜まっていったこの涙が
タンクから溢れて刃に変わったことも
僕が心の中で貴方達を殺し続けていることも
僕を優しいと言ってくれる人みんなを、ギタギタに切り刻んでいること
一生気づかないんだ
みんな死ねばいい
こんなになってもまだ生きてい
る
どうしたら自由になれるの
僕は僕が嫌いで
他人が怖くて
世界が嫌で
神様を呪って
それでもまだ死ねないの
タンクから溢れて止められない涙を、どうしたら誰かに拭って貰えるの？
凍えて固まってしまった心を
どうしたら元に戻せるの？
誰か助けてと
いつだって叫んでいるのに
届かないこの声は
誰にだったら届いてくれるの？
僕が僕を本当に殺してしまう前に
助けて………………
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