No.1 未来ユウレイ

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「だって、俺が信じていないものベストスリーは、宗教、友情、そしてユウだからね。最近このランキングに大変動が起こりそうだけど」 「わたしがベストスリーとは、名誉なことね。それにしても、不審物ベストツーが友情っていうのはどうなのかしら……」  クスリとはにかんで、少女――ユウは問いかけた。 「いやいや、まずは俺がこの友情とかいう胡散臭さ二百パーの言葉を口にできたことを、賞賛するべきでは? 主に金品で」 「ああ、そこからなんだ……」  黒髪の少年、レイの誇らしげな顔とは対照的に、ユウの表情は呆れて、呆れかえって、呆れ切っていた。 「理由は、まぁ、知ってるだろう?」 「うん、イジメね?」 「人が言葉を濁したのに、ズバっと言うなッ! ザックリと俺のガラスハートは打ち砕かれたぞ!」 「ガラス製なら、廉価だし、交換がきいて大丈夫なんじゃない?」  胸のあたりを押さえて、レイが大げさに騒ぐ。トドメの一言に、とうとう崩れ落ちた。
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