謎の転校生

3/11
前へ
/90ページ
次へ
「ああっ、そうそうそうそう!まじで、萌…燃えた!かぁ…っ、もっと良いのとか、続編見つけたりしたら、貸してくれよなっ!」 「ちょっ、馬鹿、声でかいっての。」 度々、気持ちが高ぶると駆に注意される俺。しかし、昨日読んだ作品はそのレベルにまで至る物だった。 如月 美羽(キサラギミウ)という、口数こそ少ないが、実は心優しい少女…の話だったが、今までに読んできた魔法使い…とか、手乗りなんちゃらとか、かなり面白いと有名なライトノベルと同等の面白さを発揮していたのだから。 …俺のテンションは止まらない。 筈だったのだが。 「皆さん、おはようございます。では、出席をとりますね。」 大部時間が経っていたらしく、校内でも美人と有名な担任が入って来たため、仕方なく俺も口を閉ざしたのだった。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加