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社長の女 振り替えると
洋子さんは最初から騙されていたのだろう。
ヤクザのやる店に、まともな女は居なかった、
未成年で有ろう、女の子、
昼間働いていない子、
生活苦の主婦、
どこからも、金を引っ張れそうにない。
唯一、まともに正社員として働いて居たのは、洋子さんだけだった。
社長は過去にも、2・3人の女性から多額の金を引っ張っているらしい、
彼には、洋子さんが獲物に見えていたのだろう。
そして、彼は行動に出た。
あらゆる手を使って。
洋子さんは、生活苦の主婦の友達で、その紹介で、1週間のバイトを頼まれた、
社長はその主婦(幸子)にこう言った。
『洋子と付き合わせてくれたら、何でも好きなもの買ってやるから、頼む』
(^!^)y~
生活苦の幸子は飛び付いた、
その日から、洋子に社長の事を褒め、
店の後も、社長と洋子を連れ、毎晩夜の町に出た。
バイトの期限は1週間、幸子は焦っていた。
そして、社長に付いていた、若い男の子達も、それに参加した。
洋子さんは居心地が良かったに違いない。
洋子さんは不運だった、
開店祝いに貰った、高価なグラスを割ってしまったのだ。
みんな、ニンマリと笑っていただろう、
そして、社長が言った、
『まいったなあ~、これ貰い物で、一点物なんだよ、
でも気にしなくていいよ、
その代わり、弁償しなくていいから、是からも、バイトよろしく』(^_-)
社長に女神が微笑んだのだ
そうしてるいちに、2人は付き合う事になる。
社長は手を抜かなかった、さすが、詐欺師である。
冒頭でも言ったが、
若い男の子に、『ひめ』と呼ばせ、
ホステス達を従わせ、
洋子さんに、見えない権力を与えた。
そして、面接の日の洋子さんが出来上がったのだ。
そして、社長は、まだ手を緩めない。
洋服を与え、左手の薬指にと指輪を与えた、
アパートも用意した、
名義は洋子さんである、
そこら辺が、上手い。
逃げる時の事を考えていたのだろう。
しかし、家財道具は買い与えた、
私も何度も遊びに行ったが、なかなかいいものが揃っていた。
ホームセンターの物でわない、
しかし 今考えると、
個人の商店はツケがきく、あの家財道具もお金が払われていたかは、怪しいものだ。
ちなみに 幸子は自分では買えないであろう、高いスーツをうれしそうに、着ていた。(;^_^A
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