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生活苦の主婦 幸子
『社長の女』で、出てきた、
生活苦の主婦、幸子を覚えているだろうか?
彼女もかなりの、駄目女なのだ。
私が最初に、生活苦と書いてしまったが、
よーく考えとみると、
彼女は決して、生活苦でわなかった、
自滅型、生活苦である。
今考えると、彼女の旦那は、そこそこいい企業に勤めていた。
若い頃の給料だから、何とも言えないが、
30歳を過ぎれば、家は持てただろう。
しかも 幸子は、生活苦を理由に、夜、ホステスとして、働いて居たのだから、並み以上の生活が出来たはずだ。
しかし、この夫婦、パチンコにハマっていた、
全ては、これが原因の生活苦だった。
生活苦の話はここ迄にして。
幸子は、若くして、結婚した、子供が2人いる。
本来なら、家事、育児に忙しいはずの主婦だ、
なのだに、彼女は違っていた。
夜の世界に夢中だった。
そして、あの社長と出会ったのだ。
『社長の女』の章で、書いたように、幸子は、社長の話に乗っかった。
社長と洋子をくっつける為に、やっきになった。
家に帰る暇などない。
パチンコもしなければいけないし、大忙しだったろう。
しかも、幸子は惚れっぽい、
飲み屋に来る客、
パブの店員、好きになると、また酷い。
好きな客には、プレゼントを買い、
好みの子が居る店には、日銭を持って飲みに行った。
残念な事に幸子は、男が着くタイプでは無かった、
いつも、追い掛けているだけ、
それでも、家庭を犠牲にしている。
そんな生活をしていたある日、事件は起きた!
旦那に女が出来たのだ、
残念ながら、無理もない、私もこんな奥さんは嫌だ↓
旦那は本気だった。
幸子から逃げようと思っていたのだろう、
そして、女の方も、それを全力で迎える覚悟が出来ているようだった。
幸子は慰謝料を受け取り、一切の縁を切る事を約束した。
不倫の女の方が、上手だったように思う。
少々の、心動かされる額の慰謝料で、全てを無しにしたのだから。
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