309人が本棚に入れています
本棚に追加
「ったく、遅い上に何戻ろうとしてやがんだテメエは」
「ッテェ~……すいませ~ん」
拳骨を食らった頭を撫でながら謝る。
「で、用件は何ですか?」
たしか、配属先だっけ?
「ああ、お前は一番組の伍長だ。
今日は一番組は夜の巡察だから、早速夜から頼んだぞ」
一番組…って、総ちゃんの所か。
よりによって総ちゃんか~。嫌な予感がする。
「って、伍長……?」
伍長って、多分組長の次ぐらいに偉い人だよね?
新参者の私が、入隊早々そんな重要な役職に就いていいのかなぁ!?
「大丈夫だろ。お前は強いから、総司を抑える役も任せたぞ」
総ちゃんを……?
私、死ぬんじゃないかな?
最初のコメントを投稿しよう!