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氷の中でジタバタしている四人を横目に、火柱の上がった場所を目指す俺。
あそこは……コウランが戦ってた場所か?
これだけの爆炎と突風、無事なのか?
相手は一体、どんな魔法を使う奴なんだ?
様々な疑問が沸き起こる脳内、かろうじて冷静を保ちながら、ようやくその場所へと到着した。
いまだ煙が立ち込めるここに、コウランの姿は見当たらない……。
「消し飛んだかな?」
遮られた視界の向こうで、キザっぽい喋り方の男の声がした。
コウランが戦ってた相手、紫のロングヘアーで額部分に何か被ってた奴か?
……。
名前、忘れた!誰だっけ?
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