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ウィンの指差した先は、宿屋の隣のギルドだった。
ギルドの入口右側の壁に穴が空き、その周りをたくさんの人が囲んでいる。何かしらの騒動があったようだ。
気になって、ウィンと二人で見に行くことにした。
野次馬をかき分け、ギルド入口右側に到着した。
「あれ? ウィン!」
誰かがウィンを呼んでいる。
俺とウィンはキョロキョロと辺りを見渡した。
しかし、声の主はなかなか見つからない。
ウィンが高く飛び上がり、周囲を確認した。
「居たぞ、あっちだ! 付いてきなよ!」
ウィンが声の主を発見したらしく、その方向へ向かって飛んでいく。
俺はウィンを追いかけていった。
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