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「エミたちが何処へ連れ去られたのか……心当たりでも掴めれば……」
俺の言葉の後、みんな一斉に沈黙した。
それを破ったのは、意外にも……。サイレントが突然、自分の正面を指差した。
「どうした？ 向こうに何か？」
俺がサイレントに尋ねると、ウィンはサイレントが指差す方向を追う。
「聖議堂！？」
ウィンの言葉で、サイレントの示す意味をアイラは理解したようだ。
「なるほど。聖議堂になら、何か情報が入ってるはず。そういうことでしょ、サイレント？」
サイレントは深く頷く。
「そっか、さすがサイレント！ よし、聖議堂で聞いてみよう！」
みんなで聖義堂に行くことを提案した。こうして、聖議堂ランダート支部へ向かう。
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