プロローグ -Prologue-
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「今ので契約が完了。もう何処も痛くないはずだよ。」 事の一部始終を見届けたルナがそばに寄り添うと俺を仰向けに直してくれた。 「な、何だっ…たんだ。今のは…」 当然ながら、俺は状況の説明を求める。するとルナは胸元を指さし契約が完了したことを告げた。 おもむろに自分の胸を見る。そこには方位磁石のような、時計のような、歯車にも見える何とも奇妙な模様が刻まれていた。
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