にじのかけら。

焔石

『始めに言っておくが、手を抜くだの甘い事は考えるな』

『はっ…はい』

考えている事を当てられ、内心ドキッとしたエッダでしたが、この一言で何時も鍛練の時の表情になりました

『では始めるぞ！』

『はい！』

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何時間経ったんでしょう
か
もう空には星が見えています

『くっ…ハァッ…ハァッ…』

『よし…今日の演習はここまでだ』

『くそ…結局…膝間付かせられなかった…』

まだまだ余裕なリクニスさんに比べ、エッダはへとへとになっていました

『ノルマがクリア出来ないようではまだまだだな
しかし…お前は強くなる、私は今日の演習でそう確信した』

そう言ったリクニスさんの言葉が現実のものとなるまでにはそう時間はかかりませんでした