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『『うっうそ…』』 『うわーん祐理ぃ』 見事にクラスが分かれた綾たち。 うまい具合に雅斗と綾が3組で 俺と植木が4組に。 なんという組み合わせだ。 「「祐理ぃ…」」 とメガネを外して涙ぐむ雅斗。 でもそれも一瞬で、 植木と繋いでる手と反対の手で綾の肩を抱いた。 「「よろしくね~綾ちゃん」」 「オイ雅斗こらぁ その手離せ」 綾は苦笑いしながら雅斗をおしのけ俺のとこにきた。 『うわーん武井くん…グスっ』 「泣くなよ。 それに今俺のことなんて呼んだ?」 『ぅえ?………………悠くん』 「真っ赤。」 頭をなでると 上目使いで俺を見て言った。 『…浮気しちゃ …やだよ?』 うっ! その顔反則。 「綾もな。」 念願の北高。 努力のかいあって、俺は3人と一緒に合格することができた。 まあ勉強の大半が 先に推薦で受かってた植木のスパルタ授業だったけど。 .
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