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あたしの指の隙間から砂がこぼれ落ちていくように落ちていく…
あたしの大切なものたち…
いつから…?
「嫌だ…」
焦れば焦るほど、落ちていく…
どうして…?
「待って…」
こぼれ落ちた大切なものたちは、もう、あたしの手の中には戻ってこないの…?
あたしの手の中から、指の隙間から…
あたしの大切なものたちが…こぼれ落ちていった…
きっと…
あたしの大切なものたちは、あたしの暖かな光だったんだ…
だって…
こぼれ落ちていった途端、あたしの心の中に、闇が広がっていったから…
一歩も前に進むことのできないほどの暗闇…
神様…?
あたしのお願いは、聞き入れて貰えないのですか…?
あたしは、どうやって、この暗闇を歩けばいいですか…?
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