プロローグ

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その後、俺等はようやく話を本題まで持っていき、事情を説明して、3階にあると言う職員室まで案内してくれる事になった。 「いやー、さっきは悪かったね2人とも。 あっ、ここ職員室ね」 「悪いな、わざわざ案内してもらって」 「ありがとうございました、氷室さん」 「あいよ、気にしなくていいぜ。 それじゃ俺、そろそろ補習の続きがあるから行くわ」 補習…… やっぱりバカだったんだね、人の事言えないけど。 「あっ、あと俺、クラス2-2だからこれからよろしく、えっと……」 「俺は蒼井 桜。 俺も2年生だから一緒のクラスになったらよろしくな」 「私は蒼井 白雪、1年生です。 兄さんと一緒になったらよろしくお願いします」 「ああ、よろしく。 それじゃあな、桜、白雪ちゃん、また明日」 そう言って蓮は爽やかに手を振り、走り去って行った。 変な奴だったけど、良いやつではあったな。 「さて、入りますか」 「そうですね」 コンコン、っとノックをしてドア開く。 俺と白雪は「失礼します」と言い一礼をして職員室に入った。 職員室に入り辺りを見回すと、そこには眼鏡を掛け白衣を着た1人の女性が、椅子に座りパソコンと向き合っていた。 女性は俺達に気づき手招きをした。 俺達が近づき目の前まで行くと、白衣を着た女性は快活に笑い自己紹介をしてきた。
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