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博(玄関から外に出ると、冷たい風が吹き付けて思わず身震いした。 だけどそんな攻撃は今の僕に、1のダメージも与えれないぞ! 早くミケたんに会いに行くため、僕は風になって走るんだ!) 博「待っててねミケたんんん!」  (息切れしながら) 竜「さみー…。風強いし、髪くずれんじゃね? さげぽよ。」 竜(髪も気になるけど、前から走ってくるやつの方が気になるんだけど。何。 めっちゃ全力疾走じゃん。怖。) 博(すごく頭が悪そうなやつが前から歩いてくる。 僕の苦手なタイプ……。 どうか絡まれませんように……!) 博「って、うぁおぉぇ!!」 竜「ちょ、な…っ!」 竜(痛い、まじで痛い。 普通あんなとこで転けるかよ……) 博(うわぁ…、絡まれたくないのにぶつかっちゃったよ……。 とりあえず謝って逃げよう) 博「す、すいませんでした…。 今後気をつけますんで今回は見逃してくださいお願いします。」 竜「別にキレてないけど、君、俺にそっくりじゃね?」 竜(こいつ、さっき走ってきたやつだよな…? こんな格好だったっけ?) 博「へ? あ、本当だ。僕にそっくりだ……」 博(さっきまで頭下げてたから気付かなかったけど…。 この人こんな不細工だったっけ? もっと頭悪そうじゃなかった?) 竜「ま、まぁ彼女とか待ってるから行くわ……」 博(こんなに僕にそっくりで彼女いるんだ……) 博「はい、僕もミケたんが待ってるので」 竜(ミケたん? なんだそれ。 まぁいいや、早く帰ろう)
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