2.博文目線

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博(街中に出て、オタクが集まる所へと足を運ばせると、最近話題になってるアニメの大きいポスターがズラッと並んでいた。 そのポスターを見て悶えているオタク達を横目にミケたんのチケットが販売される所へ行って、時間まで待つんだ。) A「森の妖精たん可愛いよぉお!」 博(最近僕も面白そうだから見てみたけど、すごくよかった。 "地球の未来を守れ!グリーン戦隊エコレンジャー"、あれはハマるね) C「なんでこんなに可愛いのかな!!? 可愛い!可愛いよぉお!」 A「なに!? 森の妖精たんのことですか!!?」 C「確かに森の妖精たんも可愛いけど、ぼっ、僕ちんは充様が……!」 博(まるで親しい友達のように話している。 こういう場面を見ると、つくづく思うんだ。 オタクは平和で幸せだなって。) 博(それよりさっきから目線が痛いんだけど、何でだろう? 確かに僕は不細工だけど、そこまで見る必要はないじゃないか。) C(店員)「ミケたんのイベントチケット、発売3分前です! お買い求めのお客様は1列にお並びください!」 A「な、並ばなければ!」 博(僕はさっきから並んでたけどね。 そのおかげで結構前の方になれたよ。 早くに起こしてくれてありがとう、父さん。)
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