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うそ……だよな？
俺の脳内が一瞬にして真っ白になってしまった。
どんどん激しくなる動悸。
小刻みに震えている身体。
血の気が引くのさえ感じた。
あまりの出来事により驚きを隠せない。
俺にとってﾞあの事件"は全く関係ないものだと思っていたから。
関係ない事だから冷静に客観的に考える事も出来た。
だが……今はもう違う。
クラスメイトが巻き込まれた事によって初めて実感する事の重大さ。
なぜ "あの事件ﾞに巻き込まれた？
俺は冷静に現実を見る事が出来なくなっていた。
「それで誰が？」
三沢は冷静に無表情で２人に尋ねる。
お前……なんで冷静でいられるんだよ？
下手したら俺達だって巻き込まれるかもしれないんだぞ？
「中井……佐藤……長谷川……鈴木……吉崎」
中田は途切れ途切れ被害者の名前を口に出す。
中田もやっぱ緊張してるし怖いんだと悟った。
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