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俺達が俺の家に向かう帰路では"あの事件゙については誰も口には出さなかった。
出来る限り悲しい話はせずに明るく楽しい話をした。
あと帰り際に職員室に寄って先生がどんな話をしているかを調べた。
やはり゙あの事件"についての話をしていた。
あと……警察もいた。
そんな事をしていると遂に俺の家に着く。
「おじゃましまーす!」
河村が声を張り上げた。
「河村うるせぇな」
三沢が不機嫌そうに呟く。
河村に続き「おじゃまします」とみんなが言って、人の家に入る時の作法を終わらせた。
すぐさまみんな階段を素早く上って2階の俺の部屋に向かう。
「ちょっとそこで待ってて」
俺は4人を部屋のすぐ前で待たせて部屋の軽い掃除をしようと思った。
面倒くさいけど人を自分の部屋に招く時の作法みたいな物だよな?
「なんだ侑斗? まさかエロ本があるのか?」
河村が俺を見ながらニヤニヤと笑っている。
少し腹が立ってきた。
そんな事はさておき、俺は自分の部屋に繋がる扉を開ける。
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