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ジリリリリリリィ!!
けたたましく俺の部屋中に鳴り響く目覚まし時計の音。
俺はベッドに入りながら手探りで右側のガラステーブルに置いてある目覚まし時計を止めた。
カーテンの隙間から朝の眩しい光が部屋中に差し込む。カーテンはベランダに繋がっていた。微風により揺れるカーテンは春の懐かしさを感じさせた。
俺は寝足りないけれど、ベッドから上体を起こし上げる。
「ハァ~面倒くさいな」
俺の日々はこの一言と溜め息で始まる。
この部屋は縦横5mといった広さで1人用にしたら随分と広い俺の部屋。
隅にあるベッドのすぐ右にはゲームや音楽プレイヤーなどが置いてある銀色のガラステーブル、左側にはベランダに繋がる窓が存在していた。
床は綺麗な茶色で壁は墨などが付いたらとても目立つであろう白色。
部屋の中央には茶色のカーペットが敷いてあって、その上には黄色のソファーが置かれている。
ベッドの向かいの隅には制服や私服などが掛けられている茶色のタンスがある。
テレビはソファーから見やすくする為にソファーの向かいにある。
他にもテレビの近くにはマンガや小説で詰まりきっている茶色の本棚、教科書とノートが綺麗に並べられている勉強机がある。
この部屋は全体的にスッキリしている──と自分自身では思っている。
俺は1階の洗面所に行く為に睡魔により重たい身体に鞭(むち)を打ち、のそりと起き上がった。
そして俺は自分の部屋をふらつきながらも後にする。
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