6人が本棚に入れています
本棚に追加
※BLちうい!
※真琴が軽く暴言吐いてます
※真琴天使派には残念な作品
今の俺の精神状態を言うなら、イライラ。の一言に尽きる。
不思議の国(笑)にやってきて早幾月、迫り来る野郎どもの求愛をかわしまくる日々が続いている。
純情兎にタラシ帽子屋、クーデレ眼帯ややんちゃ猫、ヤンデレ予備軍鼠。
どこの乙女ゲー?ってくらいキャラ被りがない面子に、最近はもはや何者かの策略じゃないかと感じてる。
まぁ、フォローに回ることが多い俺にだって、我慢の限界なんかはあるわけで。
通算146回目の求愛を帽子屋から投げかけられたらその瞬間、俺の最後の砦だった自制心が理性とともにお星様になった。
「お前ら………」
「ん?なんだ、やっと俺の愛を受け入れる気になっ」
「全員服を脱げ、話はそれからだ」
今の俺の顔といったら、たぶんあくどい顔をしているのだろう。目の前の帽子屋が固まっている。
周りではらはらしていたほかの奴らも、 え?え?と俺の様子を伺ったのち、硬直してしまった。
俺はかまわず続ける。
「好きだの抱きたいだのまこたんは俺の嫁だの、好き勝手言いやがって!いいか、耳ィかっぽじってよく聞けよ。俺は…」
――バ リ タ チ だ !
わかったら脱げ、そしておとなしくその身を差し出せ!
周囲が赤くなったり青くなったりする中、アリスだけは嬉々としてつぶやいた。
「新刊は真琴総攻めの主従モノね!」
と。
±±±±±±±±±±
いまいちオチが弱い\(^q^)/
外見子犬ちゃん中身バリタチなまこたんが好きです。
最初のコメントを投稿しよう!