-11月18日-

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私(麻衣)は中学校を卒業し、私立大阪学芸高校に入学した。 何故か新1年生が700人近くもいて、私は1年14組だった。 14クラスもあるというのに、中学校が同じだった生徒は皆同じクラスにさせられ、入学そうそう学校をやめたい気分だった。 アレルギーが酷く肌荒れが激しい私は、幼い頃からいじめの対象に値していた。 「バイ菌がうつるから近寄らない方がいい」 「汚いから近寄らない方がいい」 アレルギーなんてうつるわけないのに。 汚いと言われてもどうしようもないのに。 というか、汚くないし! 結局その誤解は中学生になってとけず、ずっと一人ぼっちだった。 本当の所小学4年生の頃までは友達がいたし、中学生になっても唯一一人だけ友達ができていたのだが、その友達はもういない。 その友達の話は後程話すとしよう。 そんな私が嫌いな中学を晴れて卒業し、私の事を誰も知らない高校へ入学!したつもりだったが、 私をいじめていた張本人も同じ高校に合格しており、またまたクラスメイトになってしまったのだった。
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