1人が本棚に入れています
本棚に追加
私(麻衣)は中学校を卒業し、私立大阪学芸高校に入学した。
何故か新1年生が700人近くもいて、私は1年14組だった。
14クラスもあるというのに、中学校が同じだった生徒は皆同じクラスにさせられ、入学そうそう学校をやめたい気分だった。
アレルギーが酷く肌荒れが激しい私は、幼い頃からいじめの対象に値していた。
「バイ菌がうつるから近寄らない方がいい」
「汚いから近寄らない方がいい」
アレルギーなんてうつるわけないのに。
汚いと言われてもどうしようもないのに。
というか、汚くないし!
結局その誤解は中学生になってとけず、ずっと一人ぼっちだった。
本当の所小学4年生の頃までは友達がいたし、中学生になっても唯一一人だけ友達ができていたのだが、その友達はもういない。
その友達の話は後程話すとしよう。
そんな私が嫌いな中学を晴れて卒業し、私の事を誰も知らない高校へ入学!したつもりだったが、
私をいじめていた張本人も同じ高校に合格しており、またまたクラスメイトになってしまったのだった。
最初のコメントを投稿しよう!