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遥のテンションにドン引き
「遥、どうしたんですか?」
「・・・・・・ふふふ、聞いてくれよ円、ついにアマガミPSP版の発売日が決まったんだー!!」
「え、あぁ・・・そうですか、なによりですね」
「うわー、円がすっげぇ複雑な表情しってるよー」
「なんだ、今日のあいつはいつにも増してウザいな」
「なんでも、前々から言ってたギャルゲーの発売日が決まったらしいよ?」
「ふーん、で、いつなのよ」
「3/31!!」
「給料後か・・・おい円、釘刺しといたほうがいいんじゃねぇか?」
「そうですね」
「遥、とりあえず落ち着きなさい」
「はい」
「うわー、私には見えるよ。きちんとおすわりしてしっぽぶんぶん振ってる犬の姿がさー」
「円の言うことはちゃんときくからな、あいつ」
「さて、ゲームの購入枠を確保することは約束しましたが、それはそのゲームの購入を何よりも優先するというだけの話です。」
「・・・・・・?つまり、どゆこと?」
「お小遣い予算の枠外からの出資は一切ありません。給料後に発売だとわかれば、あなたはそれまでに買えるものを買って予算を食い潰しそうなので、警告を」
「・・・・・・」
「それに、来月は少し給料が厳しい。就活金融政策の今、お小遣いに回す予算はいつも以上に減っています。調子に乗ってあれこれ買っていると、自分でそのゲームを逃すことになりますよ?」
「はい、わかりました。つまり、友達づきあいもほどほどにします」
「はっ!?ちょ、あんたなに言ってんのよ!!勝手にあたしの領域削らないでよ!!」
「だって、考えてもみなよ。オタ出費は形に残る。交友費は・・・なにが残るよ?ただそん時におもしろおかしく話しておいしいもの食ってそれで終わりじゃん?意味ないってそんなこと」
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